2015/05/25 12:39

青森市の北洋硝子の「DOUBLE F」のご紹介をいたします。

北洋硝子というと「津軽びいどろ」の方が知られたブランドですが、もう一方でこちらの「ダブルF」という少しカジュアルなラインもございます。

発色が良い単色のグラスは、なじみやすい剣先デザイン。

今回ご紹介する色は「スカイ」。

少し淡い色合いで涼しげな水色となります。
季節感もあって、例えば水を入れてみると、
様子が少し変わります。
淡い色にさらに、柔らかさが加わった感じがいたします。
上から見ると、ブルーの濃淡を楽しめます。
これが、色ガラスの面白いところです。
北洋硝子は1949年創業当時漁場用の浮き球を作っていました。その浮き球は、黒潮に乗ってはるかアメリカの西海岸に流れ着いたそうです。当時のビーチコーマー達(海岸の漂流物を収集し研究解明する人たち)浮き球の「北」の刻印を「ダブルF」と呼び珍重していたそうです。そして現在、かつて浮き球を吹いていたガラス職人達の技術と精神が受け継ぎそれを高めている若い職人達により「ダブルF」ブランドが誕生しました。
*1949年に出版されたビーチコーマーのバイブル本[BEACHCOMBING for japanease Glass Floats]に遠い異国の地、津軽で作られた浮き球と北洋硝子の事が記されています。

うなずけるストーリーを持つ北洋硝子の「DOUBLE F」は、もちろん、お酒にも良く合います。
と言いますか、お酒を楽しめます。
ビールはどんな感じですかね。。。?
淡いブルーと黄金色のビール、さらに泡との関係はとてもいい雰囲気を作り出します。

色数が多い「DOUBLE F」です。
次の機会にほかの色もご紹介いたしますね。

青森市 コタビ